69回目のあの日の広島は雨です
毎年、焼け付くような暑さの中で行われる「祈念式典」はみんな透明の雨ガッパ姿でした
ケネディ駐日大使も同じ姿でした
祈念式典を映し出しているテレビの画面に「広島市南部、大雨洪水警報」のテロップが。
歴史に 「もし」 はありませんが、もし、あの日が雨だったら・・・
爆心地から300~400mの距離にあった革屋町(現・本通り)の父の実家の
井上洋服店、台所跡に祖母と伯母の白骨はなかった
この写真は広島市が所有をしているもので
本家筋の従妹が広島市にお願いをしてもらったものです
その従妹も3年前に癌で亡くなりました
幼い時に被爆をして背中にケロイド(火傷)の痕があったそうです
他の伯母も苦しまなくてすんだ
近所のおばさん達も井戸端会議で普通の顔をして、あの日の自分を語ることはなかった
今、私が住んでいる場所からお店に向かう途中だった祖父も
ピカ(被爆者は原爆の事をピカと言います。ピカッと光ってドンときたらしいです)に遭い
「もう、広島は嫌だ」と言って祖母の故郷の萩に移り住まなくてもよかった
私の生れた家ですが爆心地から3~4㌔の所にあり
爆風が直撃をして、かなり傷んでしました
今はもう壊したのでありません
その後、祖父は広島には殆ど来ることはなかったです
お隣のミュンのお姉さんもピカに遭う事はなかったでしょう
平和公園に「原爆の子の像」と言う像がありますが
そのモデルとなった佐々木貞子さんと同じ年です
近所で息子さんと居酒屋をしている方も「生ましめんかな」のモデルになる事はなかったでしょう
余談ですが吉永小百合さんもテレビの関係で居酒屋を訪れていました
ムパパの母は4歳の時に遭っています
「もし」だったら、広島ではなく他の都市に原爆は落されていたでしょう
第一目標の小倉に雲がかかっていたから長崎に落とされたように。
2度の脳梗塞、3度の癌の手術をしたにもかかわらず
お医者様もびっくりされるほど元気なワタクシメの父は
この艦に乗ってアメリカと戦っていました
他にも沢山の艦に乗ったそうです
父も終戦後、武装解除された後にすぐに広島に帰りました
この記事へのコメント
terrybear
おっしゃるようにもしあの日が雨だだったらもしあの時広島から離れたとこにいたら
戻るわけではない時間ですが「もし」で運命をわけたんでしょうね
ma2ma2
今週は復帰に向けてリハビリで、本格ブログは来週くらいから復活しますので、またよろしくお願いします(^_^)
raomelon
「もし」と考えるお気持ちお察しします。
世界恒久平和の実現を祈ります。
イチロー
ソニックマイヅル
akaki
朝に黙祷があるのだと聞きました。
ピカドンの 言葉は岡山でも聞いていましたが広島の学校などで黙祷をしている事も
知りませんでしたが小学校6年間の間 この日はとても緊張したと娘がいまだに話します。
忘れてはいけない事ですね。
写真 それぞれの人生の重みを感じますね。
ムサシママ
歴史に「もし」はないと分かっていても
つい考えてしまします
あまりにも被害が大きい事と悲惨さが半端ではない事
毎年、辛いです
ma2ma2さま、こんにちは♪
退院おめでとうございます
やっぱり体力のあるma2ma2さんは
快復も早いですね
これからもよろしくお願いしますね
raomelonさま、こんにちは♪
アメリカではいまだに「リメンバーパールハーバー」で
投下は正しかったと言う意見が多いようです
少しずつ、少しずつでも真実を伝えられたらいいですね
広島が試される時です
イチローさま、こんにちは♪
「永遠のゼロ」は観たかったです
戦時下の不都合だらけの現実を直視してこそ
平和を考える重要性が増してくるんでしょう
私はこの日が近づくと怖くなり悪夢にうなされることもあります
身近な人が被害に遭っているからでしょう
ソニックマイヅルさま、こんにちは♪
舞鶴と言えば父から聞いた話が印象的でした
終戦後、艦で日本海を航行中にアメリカ軍が全ての船に港に入るように命令を出したので
どの船も一列になって舞鶴港に向かって進んでいたそうです
父の乗る艦の後ろには浮島丸が続いていたそうです
そして悲しい出来事が起こったそうです
「後ろについて来とった船が爆発しての~」
いつものように父は淡々と話していました
本当に本当に悲しい出来事です
akakiさま、こんにちは♪
今は広島でさえ原爆が落とされた日を知らない子が多いと聞きます
遠い遠い過去の出来事になってしまうのももうすぐかもしれません
時代が違うんです
被爆者の平均年齢が80歳を超えた今、平和学習は大切だと思います
この日は広島の人間にとっては恐怖と緊張と悲しみの日です
アベちゃんのように平和の大切さを口だけではいくらでも語れます
今年の演説?が去年の原稿の丸写しと聞けば、呆れてバカにされた感じです
皆さま、ナイスをありがとうございます